オーストラリアン・ラブラドゥードルを知ったときの話

『子供が生まれたら犬を飼いなさい』
だれがいったのかはわかりませんが、私の場合はまさにこれです。

まだハイハイだった子供が犬に対して臆する素振りがなく(それはそれで親としてはヒヤヒヤするのですが)、こりゃ犬を家族に迎えるべきかな?と直感してしまいました。元々、私自身が子供のころから実家で犬を飼っていたので、犬がそばにいることの素晴らしさを実感していたこともあります。

そうして現在の我が家には、オーストラリアン・ラブラドゥードルのチョコがいます。

オーストラリアン・ラブラドゥードルを知ったきっかけ

私は一般の多くの方と同じように、オーストラリアン・ラブラドゥードル(以下AL)という犬種のことは聞いたことがなく、まったく知りませんでした。それもそのはず、ALは日本ではまだ正式な犬種と認められておらず、あくまでもミックスという扱いです。

そもそも私は犬を迎えるなら15年以上一緒に暮らした柴犬にしたいと思っていました。実家では3頭と暮らしていたので、ある程度は性格の傾向も把握しているつもりです。しかし子供がまだ小さいという現状から、逆にそれが懸念になりました。

柴犬は自分が認めていない相手には強めに反応することが多いです。まだ自制のきかない子供が、犬の嫌がる部位を強く掴んだりしたら手痛い反撃を食らうかもしれません。そのリスクはなるべくなら低減させたい、ということで以下の条件で調べました。

  • 人・犬に対して友好的、もしくは攻撃的な面を出しにくいか
  • 小さな子供から受けるであろう扱いに耐えられそうか
  • アレルギーフレンドリーであるか

子供中心の条件ですが、これにマッチしそうなのが、セラピー犬としても活躍しているALだったということです。念のためいっておきますが、小さな子供と柴犬が一緒に暮らすことを否定するような意図はまったくないことをご承知おきください。

ブリーディング活動に貢献できるFCHシステム

それと、ALには「FCHシステム」というブリーディング活動に貢献できるシステムがあったのも大きかったです。現状、ALを迎えようと思うなら、ほとんどの場合は千葉の施設まで行かなくてはなりません。このシステムがなかったら「へぇ、こんな素敵な犬種もいるんだね」ぐらいで、千葉までは行ってなかったと思います。

ブリーディング活動に貢献することが、セラピー犬の活動推進に間接的にでもお役に立てるのであれば、それはとてもうれしいことです。しかし、繁殖犬というのは非常に経済的価値が高く、それを預かるということは相応のリスクと責任が伴います。なにか飼い主に過失があれば賠償ということにもなりかねません。そこまでの覚悟がなければ、ペット犬を迎えた方がよいです。

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